CEO: ローリーの日立-ABBベンチャーは業界の「変革」に向けて有利な立場にある

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ABBが電力網事業を日立との合弁会社として分離してから数週間後、同部門の責任者は、パンデミックを乗り越えながらも成長できる態勢が整っていると述べている。

この部隊は、ローリーのセンテニアルキャンパスにアメリカ本部を置いており、 すでにフットプリントの拡大を約束しているが、 しかし、同社の最高経営責任者は、この事業に対してさらに高い野心を抱いている。

クラウディオ・ファッキン日立ABBパワーグリッドのCEOである氏は先週の決算発表で、新部門は「市場、技術、設置基盤、提供内容、ポートフォリオに関して主導的な立場にある」と述べた。

「当社は魅力的な市場に参入しており、当社がサービスを提供している市場規模はおよそ1兆4千億米ドルで、年間平均2~3%の成長を遂げています」と同氏はアナリストらに語り、同事業部門は業界の「変革」に備えて何年も成長に投資してきたと指摘した。

パンデミックは短期的には「課題」を引き起こしているが、合弁会社は「ほとんどの市場でグリーンエネルギーへの移行を通じて脱炭素化の取り組みを加速させる大規模な景気刺激策など」の大きな長期的機会を狙っているとファチン氏は、パンデミックによる経済的混乱と闘うために政府や中央銀行が打ち出したさまざまなプログラムに言及して述べた。そして、それらの機会には、高電圧、直流相互接続、および日立ABBの得意分野であるその他の技術を必要とする洋上風力発電も含まれる。

「もちろん、私たちはまだパンデミックの真っただ中にあり、回復がどの程度の速さで、どのような形で進むのかはまだ不透明だ」とファチン氏は語った。

特に、新型コロナウイルスは製品の回転率に影響を及ぼしている。通常の注文が収益に変わるまでには約18カ月かかるため、その影響は2021年まで続く可能性がある。ファチン氏は、同社は「必要なすべてのコスト対策」を講じていると述べた。

ファチン氏は、日立とABBを合わせると250年にわたる「技術の伝統」を示すことになると語った。

「しかし、当社はエネルギーとデジタルの両方で優れた人材プールも備えています」と同氏は述べた。「2025年計画にコミットしている成長計画に向けて、今後推進していく独自の貢献があります。」

元の記事の出典: WRAL TechWire